2010年12月7日火曜日

12月5日の定例会の報告です。

12月5日、今年最後の定例会の簡単な報告をいたします。

今年の総括と来年やりたいことを話しましたが、やりたいことはいろいろあがりました!
はじめてきた方々にも新鮮な意見をいただきました。
やはりいろいろな方の参加が大切だとあらためて実感しました。

①関東支部トラスト
 宮崎県支部が昨年?1haを40万円でトラストしていました。そこは自然林ではありませんが植樹をして自然植生に戻そうとし始めています。それにならって関東支部でも奥多摩や檜原村の放置人工林をトラストし、皮むき間伐のフィールドにできないかと考えました!
②環境教育
 本部で行っている紙芝居を使った環境教育を関東支部でも行うため、本部スタッフにきてもらい講習会を行う。講習会の参加者には修了証を交付して、登録してもらう。派遣するときにはその登録一覧から選ぶことができる!といった流れです。とにかく本部スタッフの講習は行いたいですね。
③ツキノワグマを天然記念物に指定させて保護する。
 ツキノワグマを天然記念物に指定する運動をする。天皇陛下に手紙を書いて、クマのことを知ってもらい保護するよう動いてもらう。
④ドングリを来年の春にもクマに食べてもらう。
 冬眠からクマが出てきたときにも食べられるように、保存しておいてまた撒く。撒く人に保存してもらうか各人が保存しておいて撒くときに送るかは考える。
⑤各地の動物病院に「くまともりとひと」を置いてもらう。
 動物好きの人には共感を得やすいので、まずは自分の近所の動物病院の待合室などに置いてもらう。今回はそこで読んで感動して定例会に参加してくれた人がいました。

上記についてはさらに新しい意見を出していただいて、また来年の定例会で煮詰めましょう!
③などは本部に相談してすぐに動いてもらいます!

次回は1月10日(月)午後1時から同じ新橋の生涯学習センター「ばるーん」204教室です。

それではちょっと早いですがよいお年を!

2010年11月16日火曜日

鳩ノ巣に間伐に行ってきました。

 11月13日(土)に鳩ノ巣の梅さんの森で間伐と枝打ちをしてきました。
2月以来だったのでまず以前間伐したところを見てみました。光が入って草も生えてきています。もっと自然の植生が戻ってほしいです。



 今回やったところのビフォーです。本当はもっと暗いのにカメラの性能がいいのか明るい…アフターはのちほど。


 梅さんの枝打ちです。職人の技を間近で見られます。


 こちらがアフターの写真です。一帯が開けて明るくなりました!本当に気持ちがいいですよ。はしごは間伐した材でその場で作りました。


 現場は鳩ノ巣駅から近く、奥多摩の山々へ抜ける登山道の入口(出口?)にあたりますので、この日はたくさんの登山客が通りました。中には間伐の必要性をわかってくださっている人もいてうれしかったです。

 次回は12月18日の予定です。みなさまもぜひご参加ください。

埼玉県支部が発足しました!


 11月6日(土)支部結成大会を開催されました。70名余の会員や非会員の方々の参加に加え、朝日・読売・毎日・埼玉の各紙でも報道されるという驚きの注目ぶりです!すごい!うらやましい!
 会場は浦和駅の目の前のパルコです。これからの定例会はここで行われますので、埼玉県在住の方は積極的にご参加ください。同じ階に無料で会議もできるフリースペースや安価な会議室もあります。こちらもうらやましい!

これからは隣に頼もしい支部ができましたので、関東地区全体で一層協力し合って熊森を盛り上げていきたいですね!

2010年11月3日水曜日

11月、12月の定例会のお知らせ

日時:11月21日(日) 午後1時から
   12月5日(日) 午後1時から
場所:生涯学習センター(ばるーん)204学習室 ※両日とも
   JR:新橋駅下車 烏森口徒歩3分
 ※烏森口を出て右手にニュー新橋ビルを見ながら少し行くと、牛丼の松やと吉野家の間に入る道があります。そちらの小学校跡の建物です。

みなさまのご参加をお待ちしております。

2010年11月2日火曜日

お知らせ

11月2日の本部方針会議で、くまもりはクマたちが冬眠できるまで、狩猟期間中も山にドングリを運び続けることを決定しました。
今後も、ドングリや規格外果実を、くまもりまでお送りください。

ドングリ拾いをする前に、本部の「ドングリ運びについて」を読んでください。その意義がわかります。また、安易な批判にも理論で反論できるようになります。

こちらです↓
http://kumamori.org/infomations/carry_donguri/

2010年11月1日月曜日

ドングリ運び終了のお知らせ⇒継続になりました!

今秋、森の動物たちへの緊急食糧援助に御協力くださっている、たくさんの皆様、本当にありがとうございます。連日、熊森本部や各地の協力者のもとに、大量のドングリが送られてきています。
さて、このドングリ運びですが、11月15日に狩猟解禁日を迎えるため、間もなく終了させていただきます。山中でハンターが鉄砲を撃つので危険が伴うためと、置いたドングリを食べにくるクマが狙われるのを避けるためです。
ですので、新たなドングリ集めは、不要です。現在の時点で、すでに集めてくださっているドングリは、11月8日(月)までに、お送りくださると助かります。
これまで御協力くださった皆様に、心より感謝申し上げます。よろしくお願いいたします

2010年10月26日火曜日

ドングリの送り先(10月26日時点)

 みなさまいつもご協力ありがとうございます。
ドングリの送り先ですが、先日ご紹介したところがいっぱいになったということで、次はこちらにお送りください。

〒471-8501 
豊田市西町3丁目60番地
豊田市役所 環境生活課
電話 0565-31-1212 
FAX 0565-33-2221

ここで収集後、不足している自治体に分配するそうです。

今後も刻々と変更していくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ドングリ拾いの報告です。

みなさま、ドングリ拾いにご協力いただきましてありがとうございました。
予想をはるかに上回る多くの方々にご参加いただきました。
支部長を始めてからこれだけの反応があったのは初めてで、今の山の危機的な状況をみなさんが共有してくださっていたことをうれしく思います。


まずは結果を報告させていただきます。
参加者人数は100名近くの方がご参加くださいました。最初の写真に写っている方が88名、遅れていらした方が10名前後いました。
拾ったドングリの重さは、およそ100kg近くです。だいたい10kg弱の箱が合わせて10箱分くらいにはなると思います。ほんとうにありがとうございます。
どんぐりを地元からご持参下さった方々も多数おられました。ありがとうございます。

ただ、こちらの手際の悪さからみなさまにいろいろなご迷惑をおかけしてしまいましたことをお詫びいたします。
途中でお帰りになられた方にはご挨拶もできず申し訳ありませんでした。
それでも、みなさまお一人お一人のご協力や機転のきいた行動力がありましたので何とか乗り切って成功させることができました。
準備が足りないなかでも力を貸してくださったので、いろいろなことをお任せすることができました。ありがとうございました。

今回のことで、大勢で集まって拾うよりもみなさまが近所の公園で周りの方たちと少しずつ拾って送っていただくほうがよいこともわかりました。

最後にもう一度確認させていただきたいのは、今年の山は異常な状況で本当に緊急事態だということです。
朝日新聞にはもうすでに2100頭殺されている、と出ていたそうです。

今後もみなさんのご協力をお願いいたします。
本当にありがとうございました。

2010年10月20日水曜日

10月31日(日)きらめ樹祭り 2010秋「森へかえろう」のお知らせ

会場である「いこいの森」は、NPO法人森の蘇りが、はじめて「きらめ樹(皮むき間伐)」の手法を用いて、人工林の手入れをはじめた森です。
わずか4年前には、手入れがされずに、木が密集してはえていて真っ暗だった「いこいの森」ですが、様々な人の手によって「きらめ樹」で手入れがされたことによって、今では明るく、心地よい、沢山のいのちがきらめく森に変化していきました。 今年は、春にイチゴも実りました。
沢山の命が蘇った森を感じながら、森の心地よさを分かち合い、森を楽しむ時間を、みなさまとご一緒できれば幸いです。

森のなかでライブ演奏を聴いたり、たき火にあたったり、マッサージを受けたり、森の植生観察ツアーにでかけたり、お昼寝したり、、森の楽しみ方を、思い思いに味わっていただける企画をご用意してお待ちしております。おいしいご飯やクラフト作品などの出店もあります。
みなさまのお越しを、こころよりお待ちしております。

地球が分けへだてなく与えてくれる森の恵みに感謝し、身も心もゆ~ったりと、森にかえる一日になりますように。

■開催日:10月31日(日) 10:00~16:30
■会場:憩いの森(静岡県富士宮市)
■集合場所:潤和の里(うるわのさと)静岡県富士宮市北山坪之内5401-2
http://akishika.com/uruwa/cat1/
※午前9時~午前10時までは、潤和の里に案内スタッフがいます。それ以降は、案内表示に従って森にお越しください。
受付は、いこいの森にて行います。
■参加費: 大人1,000円、小学生500円、小学生未満無料、森の蘇り会員500円
■主な内容:
【午前】
・きらめ樹の森 ネイチャーツアー
・森の冒険遊び(弓矢作り、ロープ渡り、目隠しロープ、モンキーブリッジ)
【午後】
・森のライブコンサート
・みんなで焚き火、焼き芋
【通日】
・森でお昼寝コーナー
・森遊びコーナー(ハンモック試作品、おがこのベッド)
・森のお仕事(丸太みがき、丸太皮むき、丸太運び)
・森のやすらぎコーナー他

2010年10月14日木曜日

10月24日(日) ドングリ拾いのお知らせです"変更有り

今年の山の凶作はクマが大量出没して大量駆除されてしまった2006年以上にひどいということで、関東支部でも何かできることはないかと探しております。本部からいくつかお願いが来ましたが、とりあえず実行可能なドングリ拾いをどんどんやっていこうと思います!
送り先は本部がいくつも候補を持っていますので、その時の指示に合わせて送ります。

まずは10月24日(日)11:00~代々木公園の原宿駅近くの入り口に集合です
→の予定でしたが、23,24日は代々木公園で子ども達のドングリラリーがあり、外からドングリを持って来て子ども達の為に撒いているそうです。それを熊森会員が拾っていくのはどうかと言うことなので、場所を明治神宮に変更いたします。明治神宮の入り口に集合です。

お昼休憩をはさんでできるまでやろうと思いますので、ご参加可能な方はご連絡ください。
もちろん当日の飛び入りも結構です。

持ち物は少々汚れてもよい服装に軍手、天候によっては雨具くらいですが、現地から直接送ってしまおうと思っていますので、段ボールや紙袋、少量の新聞紙をお持ちいただけるとうれしいです。

また、周りの公園でどんぐりが拾える場合も拾って送っていただけるとうれしいです!
ドングリは腐りやすいので、段ボールの中に新聞紙を敷いてふたをしてください。
●送付先住所
〒441-2513
豊田市稲武町竹ノ下1-1
TEL:0565-82-2511
豊田市役所 稲武支所

どうぞよろしくお願い致します!

ドングリの多い公園などの情報もお寄せください。

周りの方もお誘いあってお越しください!

参加希望者はこちらにメールしてください。
kanto.kumamori@gmail.com

2010年10月6日水曜日

10月10日(日) シンポジウム実行委員会の反省会のお知らせ

 10月10日(日)午後3時から、立教大学池袋キャンパス12号館地下会議室でシンポジウム実行委員会の反省会を行います。シンポジウムに参加された方なら実行委員会のメンバーでなくても参加していただけます。みなさんの幅広い意見をお聞きしたいと思いますので、積極的にご参加ください。

2010年10月5日火曜日

10月2日 群馬県高崎市で炭焼きと炭撒きを体験してきました。

 今年の秋は雨続きで憂鬱でしたが、この日は晴天に恵まれました。暑いくらいの気候の中、炭焼きと竹伐り、炭撒きという盛沢山の体験をしてきました。まずは伏せ焼きという炭焼きです。

 伏せ焼きは2メートル四方ほどの穴を深さ10センチに掘って、煙突を立てます。竹の下に空気が入るようにあらかじめ太めの木を2本並べておいて、そこの上に竹を重ねていきます。乾燥している日は周りの草に延焼しないように刈っておきます。


 竹は伐ってから1年経ったものを使いましたが、2年経っているともっと乾燥するそうです。あらかじめ積んでから焼くのではなく竹に火が付いてから重ねていきます。



 すごい火力です!近づくと暑くて顔が焼けるようで、作業は大変でした。



 あらかた焼けて下のほうの竹が灰になる前にトタンをかぶせて、煙が逃げないように土を10センチほど盛ります。



 土をかぶせると煙突からだけ煙が出ます。小一時間ほどして煙が紫になったら、煙突も外してすべて土で覆います。



 近くの竹やぶで竹伐り。竹も現地で調達します。竹の成長はすごいようですが、雪害で倒れているものが多かったです。



 午後は観音山の丘の頂上周りの松に炭撒きです。石段を上がって上から見下ろしてみました。ちょうど観音像の真後ろにあたります。



 ここら辺の松は枯れが目立ち、一目で元気がないことがわかります。今ならまだ間に合うかもしれないから待っててね!



 殺虫剤を樹幹注入をしたしるしです。幹にいくつも小さな穴があいていましたが、それが注入した痕です。こちらはH21年のもので、H19年のものもありましたが全く元気になっていませんでした。効果がないのに高いお金をかけて毒を注入することに何の意味があるのでしょうか…



 枝の先端を真下にぐるっとおろしたあたりに10センチほど穴を掘って、炭を撒いていきます。撒いたら掘った土をかぶせます。元気になりますように。



 最後に記念撮影。群馬県支部を中心に、関東支部、千葉県支部などのメンバーが集まりました。これを地元に持ち帰って、それぞれのところで広めて行けたら最高ですね!
 早く効果を見に来たいです。

2010年9月23日木曜日

第4回くまもり東京シンポジウムが無事に終わりました。

9月19日(日)の第4回くまもり東京シンポジウムはおかげさまで大盛況で、水をテーマに絞った内容も非常に分かりやすかったと大好評でした。参加してくださったみなさま、ご協力くださった立教大学の関係者の方々と本部のスタッフ、そして関東支部の実行委員のみなさんに厚く御礼を申し上げます。

 会長のご挨拶です。本当にたくさんの方に来ていただくことができました。とても立派な会場で、設営もスムーズに準備することができました。

 

 基調講演の橋本さんです。世界の水事情を熱弁していただきました。少し時間が足りなかったのが惜しいところでした。



 パネルディスカッションの様子です。みなさん熱心にお話くださいました。一番心配されていたコーディネートも無難にできました。

 
 みなさまのオかげで本当にすばらしいシンポジウムになりました!参加してくださった方はみな、心にポッと火をつけてくれたと思います。これを大きなうねりにしていきたいですね!

2010年8月23日月曜日

9/19(日)、第4回くまもり東京シンポジウム開催!!

日時:9月19日(日) 13:00開場13:30開始(16:30まで)
場所:立教大学池袋キャンパス 8号館8101教室 (池袋駅西口から徒歩5分、案内の者が立っています)

今回のテーマは、ズバリ「水」。
21世紀は、水の争奪戦が激化する時代といわれています。
くまもりが常日頃保全・復元を訴え続けている「奧山」は、大事な水源です。
日本の最大獣であるクマが棲める森は本来、最高の水源地でもあります。
が、その水源地が壊されている現状はまだまだ止まっていません。

お申し込みは、こちら!!!

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今回のシンポジウムは関東支部が主体で作り上げているものです。
自分たちが本当に伝えたいことはなんなのか、そこから考えました。
そう考えたとき、いまはほとんどの人がほかの生き物とのつながりを感じないで毎日を暮らしているのではないかと思いました。
ではどうやってつながっていることを感じられるか考えたところ、「水」が一番わかりやすいのでは、ということになりました。
関東支部は東京近郊の方がほとんどですので、都会が水で奥山とつながっていることを実感していただくために、水をテーマにしたシンポジウムにすることに決めました。
参加していただいた方々に、クマが棲めるような豊かな森が、水を作ってくれている、いまそれが失われようとしている、ということに気づいてもらえればと思っています。

当日はつい先日くまもりの顧問になってくださった、「水ジャーナリスト」として水問題に大変詳しく、素晴らしいお話しをしてくださる橋本淳司氏に基調講演をお願いいたしました。
そのあと群馬県支部長の川嵜さんに広葉樹や沢が枯れている現状を話していただきます。「森の蘇り」の大西さんには皮むき間伐の話や世界と日本の木材の現状をお話いただきまして、動物写真家の横田さんには動物たちの現状をお話いただきます。

本当に聞いてよかったと思っていただけることを確信しています。一人でも多くの方に聞いていただけるよう、ご協力をお願いいたします。

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ぜひ周りの方もお誘いください。その時にチラシを印刷してお渡しいただけるとうれしいです。
チラシはこちら→ http://kumamori.org/event/files/tokyo_sympo4.pdf


もし大量にほしい場合はくまもり本部に連絡して印刷して送ってもらってください。

会場は池袋駅西口から徒歩5分で、各所にスタッフが配置していますのですぐにわかります。
一番わかりやすいのは地下道のC3出口を出ると、目の前の道を右に1分です。

メールで周りの方に広報する場合は申し込みフォームも貼り付けてください。
こちら→ https://s3.mbsrv.net/~kumamori/kumamori.org/form/tokyo_sympo4/


みなさまのご参加、そして周りの方を勧誘してくださる力に期待しています!

下は会場の下見の写真です。
なかなか立派な会場ですので、本当に一人でも多くの方に来ていただきたいです!(クリックすると写真は拡大できます)



 後ろの上に見えるのがカメラとプロジェクタです。撮影はこれでオーケーです。


 椅子はこんな感じです。


工事中ですが、ロビーです。こちらで小冊子などを販売する予定です。


 建物外観。右側のレンガの建物が8号館で、左側のガラス張りの建物に控室があります。

2010年8月22日日曜日

きらめ樹リーダー養成講座に参加してきました!

 報告が遅くなりましたが、7月24・25日で「きらめ樹リーダー養成講座」に参加してきました。現地(静岡県富士宮市)では1日目の午前中に代表の大西さんの講義があり、午後にきらめ樹(皮むき間伐)の実践、2日目の午前はまた講義があって午後はきらめ樹後の自然が戻りつつある森を見に行きました。今回はカメラを忘れずに持って行きましたが、1日目はなんと現場に持っていくのを忘れてしまいましたので(ドジですみません)、2日目の午後の、よみがえりつつある森を紹介いたします。(写真をクリックすると拡大できます)



 昔の人は勤勉でした。一直線に檜が並んでいます。1坪(大人が両手を広げたくらい)に1本植えていたそうです。ここは斜めから光が入るので下草が生えています。こういう林を見ると皮をむいて元気な森にしたくなります。


 まだ生えたばかりのケヤキです(足元)。いつかは周りを見下ろす巨木になってほしいですね。


 大人の男性の2倍近くに成長したタブの木です。光が入ったおかげで自然に生えてきました。元気に育ってほしいですね。


こちらはずいぶん成長したアカガシです。多様な広葉樹が自然に生えてきています。早く動物たちの食べられる実をつけておくれ。


 空間に余裕のできた檜は、元気を取り戻して大きく枝を張り、梢の少し下からも枝が生えてきています。


 上のほうの草がうさぎに食べられています。姿は見えませんが少しずつ動物(鹿なども)が戻ってきているそうです。


 なんと水を貯めるためのバスタブにふくろうが!!静かに目を閉じて寝ていました。そっと撮ったために小さく見えますが、かなり大きな成鳥でした。



 こちらは自然に立ち枯れした木です。わかりにくいかもしれませんが、梢のほうから徐々に朽ちてきます。いきなり倒れることはめったにありません。皮むきした木も台風以外ではほとんど倒れないそうです。

 森の蘇りのリーダー養成講座はすべての講義がすばらしく、関係するスタッフ、参加した方々も素敵な人たちばかりです!皮むき間伐は4~8月までで今年はもうすぐ時機を外してしまいますが、みなさまもぜひご参加ください。

2010年7月23日金曜日

銀座ファームエイドに参加してきました。

 
 例のごとくカメラを忘れてしまいまして写真はありませんが、ひとつみなさんにお伝えしたいエピソードがありましたのでご紹介いたします。
 私は屋上のみつばち見学会にまだ参加したことがありませんでしたが、今回ちょっと機会がありまして急きょ見させていただきました。
 ミツバチたちのけなげな姿はずっと見ていても飽きません。かわいすぎてつい自宅でも飼うのに挑戦したくなってしまいます。
 
 でも特に感心しましたのは、銀座ミツバチプロジェクトの方々の、ほかの生物への優しさでした。
 ツバメやスズメがミツバチを襲いに来てもあたたかい目で見守っておられて、されるがままにしています。ニホンミツバチの巣のすぐ上には大きなクモの巣がはってありましたが、取り払うこともなくそのままにしていらっしゃいました。クモの巣にはミツバチが4、5匹がかかってしまうこともあるそうです!
 ミツバチが目の前で捕食されることは非常につらく腹立たしいことだと思いますが、銀ぱちの方々の生き物に対するすばらしい考え方がよくわかりました。お互いが生かし生かされていることをよく知っていらっしゃるんですね。
 本当にいい経験をさせていただきました。
 みなさんもぜひご参加ください。

2010年7月5日月曜日

7月24、25日(土・日)「第5回きらめ樹リーダー養成講座」のお知らせ

手入れを必要としている人工林を「きらめ樹」(皮むき間伐)することで、木は健康に育つ為のスペースを得ることができ、地面に日の光が入ることにより、自然と植生が回復していきます。

この、「きらめ樹」についてより詳しく学び、各地で実践していく「きらめ樹リーダー」として、活動するために学ぶ全2日間の講座です。

「きらめ樹リーダー」とは
1、なぜ間伐が必要なのか、理解し説明する事ができる。
2、きらめ樹(皮むき間伐)の指導・実践ができる。3、自立して各地できらめ樹ができる。


これから、各地できらめ樹を始める方に特にお薦めする講座です。奮ってご参加くださいませ。
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■日時: 2010年7月24日(土)10:00~21:00、7月25日(日)9:00~17:00 (※雨天決行)
■開催場所:静岡県富士宮市 、富士市
■参加費:2日間5000円(NPO法人森の蘇り会員4000円)(※保険料込み)
■食費:(参加費とは別途)24日(土)昼食・夕食、25日(日)朝食・昼食、の合計で、2000円
■宿泊:富士市立少年自然の家(富士市大淵10847-1)
■宿泊費:570円 (※大部屋で男女同室となります。あらかじめご了承ください。)
■定員:20名
■主催:NPO法人森の蘇り
■お申し込み・お問い合わせ先■
info@mori-no-yomigaeri.org

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※詳細は、以下のURLからどうぞ

http://mori-no-yomigaeri.org/info/leader_20100724.htm

ファームエイド銀座2010 7月17日(土)

テーマ『森、里、街、そして海をつなぐ』
7月のファームエイド銀座は、新潟を中心にしたフォーラム、「日本で最も美しい村」連合の十以上の村の皆様が外の出店で自慢の特産品を販売して頂きます。

http://www.farmaidginza.com/1/topics/41

くまもり関東支部もブースを出展いたします。
当日は10時開始ですので、9時過ぎに集合になると思います。みなさまご協力のほどよろしくお願いいたします。

定例会と実行委員会のお知らせ

日時:7月10日(土)17:30~
   :8月8日(日)13:00~ 

場所:新橋の生涯学習センターばるーん202教室で定例会とシンポジウム実行委員会を行います。

みなさまのご参加をお待ちしております。

http://www.kissport.or.jp/sisetu/syougai/index.html 

ばるーん地図(新橋駅徒歩3分で、牛丼の吉野家と松屋の間の道を入ったところのもともと小学校だった建物です。)

2010年5月25日火曜日

「くまともり」展 あずみ虫さんの展覧会のお知らせ


イラストレーターで熊森協会の会員でもある、あずみ虫さんの「くまともり」展が下記の日程で行われます。
お近くにいらっしゃるご予定のある方はぜひお寄りください。

2010年5月25日(火)~30日(日)
12:00~19:00(最終日のみ17:00まで)
オープニングパーティ 初日18:00~20:00
ギャラリーダズル 〒107-0061
東京都港区北青山2-12-20 #101
Tel&fax 03-3746-4670
http://gallery-dazzle.com/

東京メトロ銀座線 外苑前駅3番出口 徒歩3分

シンポジウム実行委員会と定例会のお知らせ

第4回くまもり東京シンポジウム実行委員会のお知らせです。
5月13日に第2回の実行委員会を開きました。
この会には会場の提供をしてくださる立教大学の濁川先生に来てくださいました。
先生は根本的な「関東支部がシンポジウムを開催する意図は何か」ということをご質問されました。
そこで関東支部で「何を訴えたいか」「どうしていきたいか」を考えました。

そしてテーマはやはり「都会と山とのつながり」にしました!

次回で出演者などを決定したいと思いますので、みなさまぜひご参加ください。

5月29日(土) 18:00集合 シンポジウム実行委員会

6月13日(日) 13:00~ 関東支部定例会
         15:00~ シンポジウム実行委員会

生涯学習センター「ばるーん」202学習室

http://www.kissport.or.jp/sisetu/syougai/index.html#info

地図は少しわかりにくいです。
新橋駅前、ニュー新橋ビルのすぐ裏手の元小学校です。
烏森口から100mもあるかないところです。



シンポジウムの内容はまだまだですが、大まかな形は決まりました。



「第4回くまもり東京シンポジウム

日時:9月19日(日)
   13時開場13:30開始
場所:立教大学池袋キャンパス

第1部 基調講演        13:30~14:30
第2部 パネルディスカッション 14:45~16:30」


変更はあると思いますが日時と場所は決定です。
みなさまのご協力をお願いいたします。

2010年5月11日火曜日

5月の関東支部定例会のお知らせ

5月の関東支部定例会 をお知らせします。

■日時:5月16日(
13:00~14:50 関東支部定例会
15:00~17:00 第4回くまもり東京シンポジウム実行委員会
※どちらかのみの参加も可能です。

■場所:エデュカス東京(全国教育文化会館)6F小会議室
JR市ヶ谷駅または地下鉄麹町駅下車
http://www.tokyouso.jp/introduction/index.html#4

2010年4月30日金曜日

「家族になった10頭のクマ」出版のお知らせ

みなさまのご協力のおかげで4月29日のファームエイド銀座は盛況の中、終わることができました。
どうもありがとうございました。

その会場でも紹介いたしましたが、
絶版になっていて手に入らなかった、日本熊森協会顧問の宮澤正義先生の「思い出のツキノワグマ」が、リニューアルして新登場しました。
角川学芸出版(当協会法人会員)にお勤めの関東支部の会員の方がご尽力くださいまして、2010年5月1日発売となっております!
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201001000460
ツキノワグマの生態がとてもよくわかって、絶対に守らなければならないとあらためて思わせてくれる本です。
みなさまぜひお読みになってください。

2010年4月13日火曜日

4月29日銀座ファームエイドのお知らせ

4月29日(木)祝日に、紙パルプ会館で銀座ファームエイドが行われます。http://www.farmaidginza.com/

日本熊森協会からは、群馬県支部長の川嵜 實さんがご報告くださいます。セッション1の10:00~12:00で「奥山にいま何が起こっているのか~枯れてゆく森蘇る森」という題でナラ枯れの被害と、炭による再生をテーマにお話しいただく予定です。
参加の方はこちらからご応募ください。※有料(500円)http://www.farmaidginza.com/5/topics/9
日本の山の現状と、どうやったら森を救えるのかを現場からお話くださるので、とてもためになると思います。
みなさまぜひ参加してお聞きください。

それに合わせまして熊森協会関東支部としても広報活動としてブースを出店する予定です。小冊子販売を中心にくまもりを一人でも多くの人に紹介していく活動です。こちらはご協力いただく方の人数がまだ足りませんので、お手伝いいただける方を募集しています。

ご協力いただける方は関東支部長 中村 までご連絡ください。

2010年3月16日火曜日

関東支部4月定例会のお知らせ

おかげさまで3月7日の会長講演は満員で大盛況のうちに終わることができました。
ありがとうございました。

ただ、最後に関東支部の定例会をやる予定だったのですが、時間が押してしまいましてほんの10数分、私のつたない説明だけで終わってしまいました。みなさまの意見を幅広くお聞かせいただこうと思っていましたのでとても残念でした。

そこで4月の定例会は、会長講演と同じ会場で行うことになりました。
今度はみなさまとの活発な意見交換をしたいと思います!

みなさまのお越しをお待ちしております。


4月4日(日)13:00~17:00 全国教育文化会館(エデュカス東京)地下1階
地図はこちら→http://www.zenkyo.biz/map.html

参加申し込みの必要はありません。

2010年3月4日木曜日

桐生での炭撒きに参加しました。

 2月21日(日)に「日本の森を元気にする仲間たちの炭撒きin群馬県」ということで、群馬県桐生市の吾妻山でモンゴリナラの炭撒きを行いました。酸性雨などの影響により酸性化した土壌を炭で中和して、モンゴリナラを元気にしようというものです。今回のイベントは当協会の顧問でいらっしゃる宮下正次先生の呼びかけに応じて、森びとプロジェクト委員会、森林(やま)の会、日本熊森協会群馬県支部が中心となって企画されたものです。当日は200人近いボランティアが集まりました。くまもりからは群馬県支部、栃木県支部、関東支部(9名)とともに本部からも3名が参加しました。雨天決行というプレッシャーがありましたが、当日は春のような暖かな天候に恵まれて、気持ちよく汗を流すことができました。


 開会式の様子です。大勢の方が来ていました。くまもりの幟は目立ちますね!

 炭を撒く前にモンゴリナラの紙芝居を上演してくださいました。とてもわかりやすくて、スピーカーと宮下先生の息もピッタリ!子供たちも大喜びです。

 炭は枝ぶりに合わせて幹の周囲に10×10センチの穴を掘ります。そしてそこに袋から直接炭を撒いていきますが、袋が重いので大変です。写真は撒かれたあとです。この後に掘った土をかぶせて終了です。


 平らな場所もありましたが、熊森のメンバーが担当したのは急斜面でした。ここまで炭を運ぶのも重くて大変だし、足場が悪いので穴を掘るのもひと苦労です!でもみなさん疲れを忘れて作業していました。すばらしい!
 
 くまもりメンバーの集合写真です。本部も合わせて30人ほど、みなさんお疲れさまでした。うず高く積まれた炭は地元のものを使っているそうで、多くは寄付によるものでした。それを聞くだけでもやりがいがありますね!ほかにも下草刈りをしてくれていたり大量のシャベルを用意してくれたりと、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
この日の模様は主催者側のブログにも載っていますので、こちらもご覧ください。
「森びとプロジェクト委員会」 http://blog.moribito.info/2010/02/post-cc9d.html

モンゴリナラは「早寝早起き」と言われ、早く花が咲いて実をつけて散るのも早いそうです。春には早くも元気な姿が見られるかもしれないそうです!楽しみですね。




また奥多摩の間伐に行ってきました。

 2月20日(土)に、また森のよみがえりのメンバーの案内で奥多摩に間伐に行きました。今回は梅さんも一緒に間伐をして、森のよみがえりのメンバー3名、くまもり関東支部から2名で行きました。
 とても良い天気で作業をしていると暑いくらいでした。でもとにかく山で作業をすると気持ちいいです。

 今日は全員ヘルメットをしての作業です。落とした枝などが頭に落ちたりはねてきたときにあると安全です。

 切り落とした枝です。かなり成長して葉も多いので、1本切るごとに光が入るのがわかります。夢中で伐ってしまいますが、ひと段落して周りを見ると光が入ってるのがわかるのでやりがいがあります!
 お昼はランタンを持ち寄って作ったインスタントラーメン。山の中で食べるとこれがうまい!!私は食べる専門でした。みなさんがほかにもいろいろと差し入れしてくださいました。どうもごちそうさまでした。

 昔の巻き枯らしの跡です。このくらいの幅でも枯れてしまうそうです。これは登山道の途中にありました。一緒にいると自然と楽しい気持ちになるような梅さんです。

 くまもりとしては巻き枯らし間伐(これからは皮むき間伐と呼ぶことになりました)を進めていきたいところですが、まだ林業家の方のご理解は得られていません。少しずつですね、良い関係を作ってご理解いただけるように頑張ります!

 帰りはふもとの居酒屋さん?でみんなで懇親会です。店のおかみさんはおきくさん、何も言わないで出してくれるものは無料!?というあたたかいお店で、地域の方々とも交流しながら楽しい時間を過ごしました。

 次回は3月27日です。あまり大勢では参加できませんが、ぜひと思う方はご連絡ください。

2010年2月7日日曜日

3月7日(日)会長講演の申し込みについて(先着80名!)

 3月7日(日)に関東支部主催の会長講演を行うことはお知らせしましたが、詳細を追加いたします。

 3月7日(日)13:00開場13:30開始 全国教育文化会館(エデュカス東京)地下1階
 地図はこちら→http://www.zenkyo.biz/map.html
 
※要事前申し込み(申し込み1次締め切り2月21日) 参加費無料
お問い合わせ:関東支部長 中村雄太  kumamori.kanto.kouen@gmail.com(会長講演専用)まで

先着80名です。

 関東支部会員のみなさまで、まだ会長のお話を直接お聞きしたことがないという方は、この機会にぜひお越しください。一度は会長のお話を直接聞いてください!質疑応答の時間を多くとりますので、日ごろ疑問に感じていることなどをどんどんお聞きください。質問は事前に受付いたしますので、ご遠慮なくお問い合わせください。

2010年2月5日金曜日

奥多摩で間伐をしてきました。

 1月30日(土)、JR青梅線鳩ノ巣駅から徒歩5分ほどの山で、間伐・枝打ちなどをしてきました。今日のフィールドに案内してくれたのは、NPO法人森の蘇りのメンバーで、昨年のシンポジウムの実行委員会でもご協力くださった方です。山主さんは通称「梅さん」という方で、鳩ノ巣周辺だけでなく奥多摩全域に顔がきくようなすごい方だそうです。とても気さくで楽しく話を聞かせていただきました。

 間伐のためにのこぎりで切れ目を入れているところです。やはり奥多摩の山は急斜面で、足場の確保が大変です。晴れていて暖かく、雪は全くありませんね。

 この日は「MONKEYMAGIC」というカンボジアを支援している大学生のサークルのメンバーも4人参加していました。彼らはみんな昨年のシンポジウムに参加してくれて熊森の小冊子も読んでくれていました!とてもうれしいですね。こちらのブログにもこの日のことが書いてありますので見てみてください。
http://ameblo.jp/monkeymagic0501/theme-10012890196.html

 1時間ほど体験をしたあとで、梅さんのお祭りに参加させていただいて地元の方々と交流させていただきました。外では甘酒や焼酎、焼き芋、煮物などをごちそうになり、その後はお宅でおでんや煮物、うどんなど、とにかくたくさんごちそうになってしまいました。ありがとうございました。そのお宅には一度ツキノワグマが出たそうですが、梅さんがかけた電話の音に驚いて逃げてしまったので梅さんは会えなかったと残念がっていました。

 江戸時代から伝わるのぼりをかけている梅さんです。 フットワークが軽く、不安定なはしごもひょいひょい登っていきます。
 これからも何度も何度も訪れて、少しずつ熊森のことを理解していただいて関東支部のフィールドとして利用できるようにしたいと思います。ノコギリや鉈による間伐はいつでもできますので、またみなさんにご案内いたします。





2010年1月31日日曜日

農林水産大臣政務官に会ってきました。

 1月28(木)に本部から会長と職員の方1名がきて石井登志郎衆議院議員(兵庫県西宮市)の事務所に集合し、農林水産大臣政務官である舟山康江参議院議員に請願活動を行いました。現在政府は「森林・林業再生プラン」を作成しようとしていますが、そこにくまもりの主張(動物の棲める森を守る、回復する)を入れていただくようにお願いしました。その内容はドイツでの林業を参考にしたものですが、地形も条件も違う日本にそのままあてはめようとしても失敗するので、持続可能な林業にするために、
1 尾根・沢筋・傾斜40度以上の傾斜地・山の上3分の1には、植林しない。植林地は山の3分の1程度
→日本の山は急峻なので、大型機械、林道網多様林業では、山崩れなどの災害多発のおそれ
2 林業に向かない土地は広葉樹の自然林に戻していく
 例)森林整備事業の対象に奥山の広葉樹林の復元を加える。
   温暖化対策の森林整備として奥山の広葉樹林復元を実施する。
3 国産材使用に転換すると同時に、持続可能な利用のために紙等使用量減量政策が必要
などの項目を訴えました。
 動物の棲める森の回復にはすでに兵庫県で予算が使われているという実績があります。これを全国に広げていきたいですね。 そのためにも「森林・林業再生プラン」の検討委員会に入ることも目標にしています。

 右はじが石井登志郎衆議院議員、その横が舟山康江政務官です。

 その後民主党の梶原康弘衆議院議員、高橋昭一衆議院議員(お二人とも兵庫県が選挙区)にもお会いしてきました。お二人とも日本の林業の現状に詳しく、非常に熱心に聞いてくださいました。  
 右から2番目が梶原議員です。


 石井登志郎衆議院議員はくまもりの地元にいらっしゃるご縁で応援してくださることになりましたが、非常に深い理解をしてくださり国会での活動にも的確にアドバイスしてくださいます。議員のブログでこの日のことを紹介してくださっていますのでご覧ください。
http://ameblo.jp/toshiro141/entry-10444700550.html

 これからもくまもりの賛同者を増やしていって、奥山を守る法律の実現に向けて動いていきたいと思います。



 その後そのまま3人で東京工業大学大学院教授(地球惑星科学専攻)の丸山茂徳先生にお会いしてきました。先生は「今そこに迫る「地球寒冷化」人類の危機」の著者で、はっきりと「地球は寒冷化している」と警告されている研究者です。先生のお話は最初にすべて録音させていただく許可をとりましたが、「どうぞどうぞ」と快く引き受けてくださいました。そのあたりにも先生の自信がうかがえました。上記の著書はぜひお読みください。

1月24日(日)定例会の報告

今回の定例会は秋葉原で行いました。駅から近くてとても便利なところでした。

今回の議題は、
①3月7日(日)会長講演
②3月の檜原村での植樹
③2月21日(日)炭撒き
④本部ホームページのリニューアル
⑤奥多摩でのフィールド確保
⑥国会請願活動
⑦2月28日(日)埼玉県会員のつどい
⑧今年のシンポジウム
⑨山形県原生林ツアー
と盛りだくさんで、主に①3月7日(日)会長講演について議論いたしました。今年最初の関東支部主催の大きなイベントになりますので、必ずよいものにしたいですね!申込締め切りは2月21日(日)となりますので、支部長中村までお早めにお申し込みください。また別途お知らせいたします。

⑧今年のシンポジウムは10月のCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)の直前の9月前半に、立教大学で行いたいと考えています。今回のシンポジウムは昨年のように本部主体ではなく、関東支部が前面に出て内容も決めていくことになりましたので、みなさまの一層のご協力が必要です!とはいえ今年は集客よりも内容優先ですのでやりがいは大きくなると思います。一緒にがんばりましょう!

⑨山形県原生林ツアーは夏休みの期間に山形県支部長である八木さんのガイドで、関東地区の会員のみなさんに日本一の原生林をツアーしていただこうという企画です。まだ詳細は決まっていませんが、素晴らしいツアーになることは間違いありませんのでお楽しみに!

 定例会には特に参加条件はなく、メンバーも決まっていませんし初めての方もたくさんいらっしゃいます。次回の定例会は2月27日(土)17:30~恵比寿区民会館で行います。どうぞお気軽にご参加ください。

2010年1月26日火曜日

2月21日(日)炭撒き「日本の森を元気にする仲間たち」のお知らせ

参加者募集中!!

桐生・林照寺さん境内におきましてモンゴリナラお助け隊で「炭撒き」を行います。

桐生市の吾妻山や水道山公園は桐生市民のオアシスです。
この吾妻山一帯に生育する「モンゴリナラ」は、1億数千年前に日本列島が海に沈んだとき、足尾島として海中に没せず、このときに生き残ったナラで、大陸には多数生存しています。日本国内での生存地は数少なく、この歴史的にも貴重な「桐生のモンゴリナラ」に枯れと衰退が始まってしまいました。この度は林照寺さんに許可を頂き、「炭撒き」を行うことで助けることに致しました。皆様の積極的な参加をお願い致します。
会場は林照寺さんの裏山です(桐生市吾妻公園の西側)

名 称  「日本の森を元気にする仲間たち」
主  催 日本熊森協会(群馬・栃木・関東の3支部)・森びとプロジェクト委員会・森林(やま)の会
会  場 群馬県桐生市堤町一丁目2793-1(光明山林照寺さん境内)
開催日時 平成22年2月21日(日)雨天決行
10時(桐生駅北口)11時(林照寺さん駐車場)集合、15時解散
参加費 無 料
持ち物 炭1人10㎏、スコップ(無い人は小さなスコップで可)、お弁当、防寒着
炭の用意できない人は支部まで御連絡下さい(炭代として1000円)
樹を植えることも大切。樹を枯れから守ることも大切です。
安全に気を配り、楽しく「炭撒き」を行いましょう!!!

※炭や大きなスコップを東京から持っていくのは現実的に難しいので、なるべく群馬支部で用意していただくようにします。お気軽にご参加ください。なお、現地に雪はなく、冬山の装備は必要ありません。登山というよりは公園で作業する、というほうが近いです。軍手は必要です!

2010年1月18日月曜日

埼玉県会員のつどいと会長講演のお知らせ

「埼玉県会員のつどい」を、下記の日程で行うことにいたしました!!
埼玉県にご在住の会員のみなさん、ぜひご参加くださいね!

・2月28日(日)13:00~17:00 さいたま市産業文化センターの3F和室(50名)にて

http://sports.geocities.jp/saitama_sanbun/

会の内容などは後ほどご連絡いたします。


また、3月7日(日)の会長講演ですが、ようやく会場が決定いたしました。

・3月7日(日) 13:00~17:00 全国教育文化会館(エデュカス東京)地下1階

http://www.zenkyo.biz/map.html

こちらの会の内容は今度の定例会(1/24、2/27)で話し合いたいと思います。

とりあえず連絡のみで失礼いたします。

2010年1月11日月曜日

炭撒きの下見に行きました。

 1月10日(日)群馬県桐生市にある吾妻山(桐生駅から車で5分)の現地に、下見に行ってきました。ご案内していただくのは当協会顧問の宮下正次先生や、群馬県支部長の川崎さんです。
 ここには愛知万博の会場だった場所とここにしかないといわれる大陸性のモンゴリナラが分布しています。1億年前に日本列島が海に沈んだとき、この地だけが海の上にあったので生き残ったと宮下先生はおっしゃっていました。
 写真左がモンゴリナラ、右の木がコナラです。


 下の木はもう元気がなくて梢の先まで栄養を届けられないため、幹の下のほうから枝がはえてきてしまっています。これを胴吹きといいます。木がもう生きられないよと言っているサインです。



 これはモンゴリナラのどんぐりです!お椀の部分がデコボコしているのと、先っちょがくぼんでいるのが特徴です。
 このように木が枯れてしまっているのは、酸性雨の影響だと宮下先生のグループでは考えています。そこで木の周りの土壌に炭を撒いて中和させ、木を元気にしてあげようというのです。枯死の原因は諸説ありますが、この活動で成果が出ればナラ枯れを防ぐための大きな武器になりそうです。
 炭撒き本番は2月21日(日)、桐生駅10:00集合です。みなさまぜひご参加ください!詳細は追って連絡いたします。
 この活動はNPO法人森びとプロジェクト委員会、森林(やま)の会と協力して、くまもりでは群馬支部が中心となって行っています。
 炭の力については宮下正次先生の「炭は地球を救う」、「炭はいのちも救う」(リベルタ出版)に詳しいです。後者のほうがお勧めだそうです。下記を参考にしてください。