2010年8月23日月曜日

9/19(日)、第4回くまもり東京シンポジウム開催!!

日時:9月19日(日) 13:00開場13:30開始(16:30まで)
場所:立教大学池袋キャンパス 8号館8101教室 (池袋駅西口から徒歩5分、案内の者が立っています)

今回のテーマは、ズバリ「水」。
21世紀は、水の争奪戦が激化する時代といわれています。
くまもりが常日頃保全・復元を訴え続けている「奧山」は、大事な水源です。
日本の最大獣であるクマが棲める森は本来、最高の水源地でもあります。
が、その水源地が壊されている現状はまだまだ止まっていません。

お申し込みは、こちら!!!

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今回のシンポジウムは関東支部が主体で作り上げているものです。
自分たちが本当に伝えたいことはなんなのか、そこから考えました。
そう考えたとき、いまはほとんどの人がほかの生き物とのつながりを感じないで毎日を暮らしているのではないかと思いました。
ではどうやってつながっていることを感じられるか考えたところ、「水」が一番わかりやすいのでは、ということになりました。
関東支部は東京近郊の方がほとんどですので、都会が水で奥山とつながっていることを実感していただくために、水をテーマにしたシンポジウムにすることに決めました。
参加していただいた方々に、クマが棲めるような豊かな森が、水を作ってくれている、いまそれが失われようとしている、ということに気づいてもらえればと思っています。

当日はつい先日くまもりの顧問になってくださった、「水ジャーナリスト」として水問題に大変詳しく、素晴らしいお話しをしてくださる橋本淳司氏に基調講演をお願いいたしました。
そのあと群馬県支部長の川嵜さんに広葉樹や沢が枯れている現状を話していただきます。「森の蘇り」の大西さんには皮むき間伐の話や世界と日本の木材の現状をお話いただきまして、動物写真家の横田さんには動物たちの現状をお話いただきます。

本当に聞いてよかったと思っていただけることを確信しています。一人でも多くの方に聞いていただけるよう、ご協力をお願いいたします。

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ぜひ周りの方もお誘いください。その時にチラシを印刷してお渡しいただけるとうれしいです。
チラシはこちら→ http://kumamori.org/event/files/tokyo_sympo4.pdf


もし大量にほしい場合はくまもり本部に連絡して印刷して送ってもらってください。

会場は池袋駅西口から徒歩5分で、各所にスタッフが配置していますのですぐにわかります。
一番わかりやすいのは地下道のC3出口を出ると、目の前の道を右に1分です。

メールで周りの方に広報する場合は申し込みフォームも貼り付けてください。
こちら→ https://s3.mbsrv.net/~kumamori/kumamori.org/form/tokyo_sympo4/


みなさまのご参加、そして周りの方を勧誘してくださる力に期待しています!

下は会場の下見の写真です。
なかなか立派な会場ですので、本当に一人でも多くの方に来ていただきたいです!(クリックすると写真は拡大できます)



 後ろの上に見えるのがカメラとプロジェクタです。撮影はこれでオーケーです。


 椅子はこんな感じです。


工事中ですが、ロビーです。こちらで小冊子などを販売する予定です。


 建物外観。右側のレンガの建物が8号館で、左側のガラス張りの建物に控室があります。

2010年8月22日日曜日

きらめ樹リーダー養成講座に参加してきました!

 報告が遅くなりましたが、7月24・25日で「きらめ樹リーダー養成講座」に参加してきました。現地(静岡県富士宮市)では1日目の午前中に代表の大西さんの講義があり、午後にきらめ樹(皮むき間伐)の実践、2日目の午前はまた講義があって午後はきらめ樹後の自然が戻りつつある森を見に行きました。今回はカメラを忘れずに持って行きましたが、1日目はなんと現場に持っていくのを忘れてしまいましたので(ドジですみません)、2日目の午後の、よみがえりつつある森を紹介いたします。(写真をクリックすると拡大できます)



 昔の人は勤勉でした。一直線に檜が並んでいます。1坪(大人が両手を広げたくらい)に1本植えていたそうです。ここは斜めから光が入るので下草が生えています。こういう林を見ると皮をむいて元気な森にしたくなります。


 まだ生えたばかりのケヤキです(足元)。いつかは周りを見下ろす巨木になってほしいですね。


 大人の男性の2倍近くに成長したタブの木です。光が入ったおかげで自然に生えてきました。元気に育ってほしいですね。


こちらはずいぶん成長したアカガシです。多様な広葉樹が自然に生えてきています。早く動物たちの食べられる実をつけておくれ。


 空間に余裕のできた檜は、元気を取り戻して大きく枝を張り、梢の少し下からも枝が生えてきています。


 上のほうの草がうさぎに食べられています。姿は見えませんが少しずつ動物(鹿なども)が戻ってきているそうです。


 なんと水を貯めるためのバスタブにふくろうが!!静かに目を閉じて寝ていました。そっと撮ったために小さく見えますが、かなり大きな成鳥でした。



 こちらは自然に立ち枯れした木です。わかりにくいかもしれませんが、梢のほうから徐々に朽ちてきます。いきなり倒れることはめったにありません。皮むきした木も台風以外ではほとんど倒れないそうです。

 森の蘇りのリーダー養成講座はすべての講義がすばらしく、関係するスタッフ、参加した方々も素敵な人たちばかりです!皮むき間伐は4~8月までで今年はもうすぐ時機を外してしまいますが、みなさまもぜひご参加ください。