2011年10月24日月曜日

シンポジウムの会場である一橋大学に下見に行ってきました。

 ※下の写真はクリックすると拡大します。
 駅からは大学のホームページに徒歩6分とありましたが、もっと近い印象でした。とにかく道を真っすぐなのでわかりやすいです。
 キャンパス内は大木が多く静かでした。入口をはいって正面にある高い松の木の向こう側が会場です。
 建物や教室は新しく明るくきれいなところでした。
 教室は階段を上がった2階で(エレベーターもあります)、座席数は378席でした。集客はやはり大変だと思いますが、満席を目指してがんばりましょう。
 写真ではわかりづらいかもしれませんが、去年の教室よりも横に広い感じです。
 椅子の座り心地は去年よりよさそうです。







2011年10月19日水曜日

NPO法人メダカのがっこう理事長 中村陽子さんのコラムより

メダカのがっこう理事長である中村陽子さんのコラムより下記の文章を紹介させていただきます。少々長いですが、ぜひご一読ください。

「1945年原爆が落とされた広島の爆心地に生えてきた草を記録した記事が雑誌に載りました。以下引用します。

立上る雑草
                                    結城一雄
 広島の焼野が原は、原子砂漠と言われていますが、その原子砂漠に今や数々の雑草が雄雄しく立上っています。閃光一瞬、広島の人達が被ったごとく、彼ら雑草の大半は死滅したものと思われていました。当時の強烈なウラニウムの放射は、広島に70年間生物を住まわしめぬだろうとさえ言っていましたが、広島復活の先駆は、実にナズナ、ウマゴヤシなどの雑草たちによってなされたのです。爆心地の湖畔から広島城跡一帯のかれらの繁茂は驚くほどです。緑に飢えた砂漠の人々のオアシスとなっているのです。スクスクと何物にもひるまない逞しいかれらの成長は、戦の疲れから抜けきらない人達への無言の教示とも言えましょう。
 原子砂漠に生じた雑草の原野に、かれらを訪ねてみたいと思います。爆心地より広島城跡を経て泉低にいたる経路(爆心地より1500m圏内)において採集し得たものは次のようなものです。
ハハコグサ オニタビラコ ハルノノゲシ トキンソウ ヒメムカシヨモギ アレチノギク ヨメナ タンポポ シロバナタンポポ ヨモギ ノアザミ チチコグサ ノジシャ ソクズ アカネ ヤエムグラ ヤイトバナ  オオバコ ヘラオオバコ イヌノフグリ オオイヌノフグリ タチイノフグリ サギゴケ カワジサ イヌホウズキ トウバナ キランソウ カキドウシ オドリコソウ キュウリグサ コナスビ ヤブニンジン チドメグサ ノチドメ マツヨイグサ オオマツヨイグサ スミレ エビヅル 
トウダイグサ ゲンノショウコ                 「採集と飼育」No.8(1946)

人が立ち上がる前に草が立ち上がった

いかがですか。41種類の草の名前が記録されています。現在、世界各地で原始砂漠となっているところは、確かに草木も生えない状態です。広島の爆心地に生えてきた草たちは、原爆で生き残った方たちに、自分たちも生きられるのではないかという希望を与えました。そして草たちはどんどん繁茂し枯れて土になり大地を浄化してくれたのです。詳しく言えば、それぞれの草の根っこに住んでいる菌が働いて分解してくれました。日本が脅威の復興を成し遂げたのは、草と菌のおかげだったとも言えるのではないでしょうか。この記事の筆者、結城一雄という方は、研究者でも植物学者でもなく、歌人だったそうです。草から生きる力をいただくところなど、日本人の自然観を感じます。
 「立ち上がる雑草」は1945年、原爆後の広島に生えた草たちの記録です。そして、2011年、原発事故後の土と水と空気を浄化してくれるのも、草と菌たちです。

3月11日以降、私たちに求められていること

草と菌を殺す化学肥料と農薬を一切使わない農業
 チェルノブイリ以来、土の浄化に有効な植物たちとして、ヒマワリ、菜の花、麻、マコモなどが注目されてきています。この研究も非常に大切ですが、もっと大切なのは、普通のすべての草たちです。
 虫たちも大切です。命の周期が短い彼らは、毒を取り込んでは土に還り、浄化を早めてくれます。また、津波に襲われたヘドロと塩害の田畑を復活させてくれるのも植物と菌たちです。
 もうひとつ、土の浄化に非常に有効なものがあります。それは炭です。陰陽では、放射能やヘドロ(腐敗している泥)は極陰、これに有効なのは極陽の黒焼きや炭なのです。瓦礫や流木を炭にして撒くことはとても有効なことです。また人間の身体に黒焼きを入れることもとても有効です。考えてみると炭も植物です。やはり植物が私たちを助けてくれるのですね。
化学肥料と農薬、生活排水、工場排水や産業廃棄物、そして放射能汚染、私たちは、たった70年ほどで、地球に生きる命にとって一番大切な「土」と「水」と「空気」を汚してしまいました。この汚れを浄化し、もうこれ以上汚さない社会にすることが、今日本に生きる私たちの世代の大仕事ではないでしょうか。   
    
原子力発電に頼らない社会
 発電を始めたら止めることが出来ない原子力発電は、どんな社会をもたらすと思いますか?それは24時間エネルギーを使い続ける眠らない社会です。人間も家畜も作物も、昼夜分かたず働かされ、卵を産まされ、生長させられる世界です。この社会が人間を含めた地球の生きものたちを幸せにするとは私にはとても思えません。
 またいったん事故がおきたら、長年培ってきた田畑の土や、代々守ってきた家や自然、生まれ育った故郷を一遍に失ってしまいます。
 電力の30%減は、一般家庭の節電、自動販売機、24時間営業をやめるところから始めましょう。それでも電車や工場が制限され、経済活動が縮小するでしょう。それは地球環境にとってとてもいいことなのです。世界経済の競争から胸を張って抜け、美しい自然といのち輝く国にしましょう。原子力に頼らない社会を再構築し子孫に残すところまで絶対にがんばりましょう。パンドラの箱を閉めて封印して見せましょう!


http://medaka-yoko.seesaa.net/article/204866709.html

2011年10月17日月曜日

11月の定例会のお知らせ

連絡が遅くなりましたが、11月の定例会・シンポジウム実行委員会の日時と場所をお知らせいたします。
いつもと同じ場所です。
いよいよ12月のシンポジウムまでカウントダウンが始まっていますので、ご協力よろしくお願いいたします。

日時:11月3日(木)、23日(水) 13:00~16:00
場所:生涯学習センターばるーん 201教室、204教室
   JR新橋駅烏森口下車徒歩1分 
※右手にニュー新橋ビルを見ながら牛丼の松屋と吉野家の間を入った小学校跡の建物です。

また今週末の22日(土)、16:00から一橋大学でシンポジウム会場の下見を行います。
参加できる方はぜひいらしてください。

どうぞよろしくお願いいたします。