2011年6月14日火曜日

被曝の森はいま

NHKのBS世界のドキュメンタリー「被爆の森はいま」という番組で、チェルノブイリ事故の立ち入り禁止区域で生態系が戻っている状況を見ることができます。事故直後は強い放射線のためにすべての生物が死に絶えましたが、その後他地域から動物が入ってきて、今では以前はいなかった大型のシカやクマなどが棲んでいるのを映像で確かめることができます。今でももちろん放射線は残っています。動物ではネズミに関してのみ研究を行っていましたが、ネズミはすでに40代の世代交代があり、放射線に対しての免疫ができているようです。見る限りではその他の動物たちも健康そうです。人間が入れなくなると動物たちの楽園ができるということを証明しています。ただ渡り鳥のツバメは大きな影響を受けていて、突然変異による奇形が多く出ています。
次回はBS1で7月5日 火曜深夜[水曜午前 0:00~0:50]の放送になります。ぜひ録画してください。
番組のホームページはこちらです。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110510.html