2011年7月26日火曜日
宮澤正義先生の講演会を行いました。
7月17日(日)に日本熊森協会の最初の顧問でいらっしゃる宮澤正義先生の講演会を行いました。季節外れの猛暑の中、たくさんの人がご参加くださいました。場所がわかりづらい会場で、迷ってしまった方もいたようです…準備不足でご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
さて、宮澤先生のご講演はクマのことだけでなく、我々を取り巻く環境すべてに及びました。46億年前の地球誕生からはじまり、生き物がどうやって進化してきたのか、大気の構成はどうだったのかなど…先生が原生林に入って徹底的に調べられたのは、原生林に原子の地球の名残があるからだそうです!その原生林の最高の守り人がツキノワグマだということです。だからクマを失ってはいけないのです。
お昼休憩の時間も先生はサインぜめで大変でした。
午後は会場の参加者からの質疑応答です。その中でも印象に残った先生のお話を紹介します。先生が飼っていた熊たちはみな、「自分の命を預かってくれている飼い主に、どうやって恩返ししようか」といつも考えていたそうです。先生はシェパード5頭や柴犬なども飼ったご経験があるそうですが、世話することを「ありがたい、うれしい」という表現はするもののクマほどには考えていなかったそうです。クマが非常に賢く大人しく、そして思慮深い動物だということがよくわかりました。
午前10時から午後4時近くまで長時間でしたが、宮澤先生のお話はあっという間に終わってしまったように思います。先生も最初から最後までよどみなくお話をしてくださいました。みなさんまだまだ物足りないご様子でしたが、新幹線の切符の都合で名残惜しい中お別れしました。
こちらの講演会のビデオを実費のみでお譲りいたしますので、ご希望の方はkanto.kumamori@gmail.comまでご連絡ください。