2012年4月22日日曜日

映画「ひろしま」を見てきました。

今から59年前に制作されてロードショーされることなく忘れられていた映画「ひろしま」を見てきました。 50万人の教職員組合が50円ずつ出し合って、広島市民89000人が手弁当で参加して制作された力作で、当時の大スターだった月丘夢路さんが所属していた松竹の大反対を押し切ってノーギャラで主演しています。 この映画で一番驚いたことは、映画製作当時の1953年にすでに広島市内で、同じ高校の教室内で被爆者への差別があったことです! 被曝した生徒のことをしていない生徒が「ピカ持ち」と呼んでいました。被曝した女子は結婚することを諦めていました。さらにABCC(アメリカ原爆傷害調査委員会)は被爆者を診察しても治療していないことも当時すでに分かっていたことでした。壮大な人体実験です!!!そしてこれは福島でも起きることです。