2012年5月2日水曜日

養蜂家の藤原誠太さんにお会いしました。

銀座ファームエイドで養蜂家の藤原誠太さんにお会いして、少しお話しました。誠太さんによると松枯れの対策としてネオニコチノイド系の農薬が半年ほど前から撒かれ始めているそうです。 松枯れの原因はムシが枯らしているからだとして、今まで散々有機リン系の農薬を撒き続けてきましたが効果はなく、土壌の汚染と税金のムダ遣いだけが進みました。熊森としては酸性雨が土壌を酸性化させて弱った木にムシが入ったことが原因だと考えています。ネオニコチノイド系の農薬は無味無臭で水溶性が高く、地下水にも浸透すると心配されています。近年報告されているミツバチの大量失踪の主原因とみられている今までのものよりはるかに危険な農薬です。その汚染された水を人間が飲むと運動神経や脳神経に悪影響があり、うつ病や発達障害の原因ではないかとも言われています。誠太さんは何とか止めようとずっと活動してきましたが、農薬にも利権の構造があり止めることができません。農業大国のフランスをはじめ使用禁止になっている国もあります。このことを少しでも多くの方に知っていただいて、日本でも使用禁止にしていかないと手遅れになります!
当協会顧問の船瀬俊介さんの著書に詳しいので、ぜひお読みください。
「悪魔の新農薬 ネオニコチノイド―ミツバチが消えた「沈黙の夏」 
http://www.amazon.co.jp/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E6%96%B0%EF%BD%A5%E8%BE%B2%E8%96%AC%E3%80%8C%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%89%E3%80%8D%E2%80%95%E3%83%9F%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%81%E3%81%8C%E6%B6%88%E3%81%88%E3%81%9F%E3%80%8C%E6%B2%88%E9%BB%99%E3%81%AE%E5%A4%8F%E3%80%8D-%E8%88%B9%E7%80%AC-%E4%BF%8A%E4%BB%8B/dp/4883204324/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1337757892&sr=8-1