2012年6月19日火曜日

「ダムが国を滅ぼす」を読んで1

ダムを作る目的は大きく2つ、治水と利水ですが、そのどちらも必要がありません。まず治水は、想定以上の雨が降ると役に立ちません(ダムが壊れるので放水せざるをえない、そのとき勢いよく流すので下流で被害が出る)。次に治水はどこも水の需要は減っていて、現在あるダムで十分足りています。何十年かに一度、渇水で足りなくなることもありますが、節水すればいいだけのことです。
計画が上がってから50年以上経つダムもありますが、当初の目的をどんどん変更してなんとかして作る道を探し続けています。そして予算はどんどん膨らみます。

「ダムが国を滅ぼす」(今本博健著)
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