2012年8月18日土曜日

「敦賀湾原発銀座 [悪性リンパ腫]多発地帯の恐怖」(明石 昇二郎著)を読んで―

 福島第一原発事故前の本ですが、筆者が現地で全戸訪問でガンの調査をするという前例のないルポです。敦賀原発の風下の三集落で、過去3年間に悪性リンパ腫による死亡率が全国平均の12.22倍だったという結果が出ました。原発は事故なしの通常運転でも確実に周辺住民の健康をむしばんでいるという結論です。