2010年10月5日火曜日

10月2日 群馬県高崎市で炭焼きと炭撒きを体験してきました。

 今年の秋は雨続きで憂鬱でしたが、この日は晴天に恵まれました。暑いくらいの気候の中、炭焼きと竹伐り、炭撒きという盛沢山の体験をしてきました。まずは伏せ焼きという炭焼きです。

 伏せ焼きは2メートル四方ほどの穴を深さ10センチに掘って、煙突を立てます。竹の下に空気が入るようにあらかじめ太めの木を2本並べておいて、そこの上に竹を重ねていきます。乾燥している日は周りの草に延焼しないように刈っておきます。


 竹は伐ってから1年経ったものを使いましたが、2年経っているともっと乾燥するそうです。あらかじめ積んでから焼くのではなく竹に火が付いてから重ねていきます。



 すごい火力です!近づくと暑くて顔が焼けるようで、作業は大変でした。



 あらかた焼けて下のほうの竹が灰になる前にトタンをかぶせて、煙が逃げないように土を10センチほど盛ります。



 土をかぶせると煙突からだけ煙が出ます。小一時間ほどして煙が紫になったら、煙突も外してすべて土で覆います。



 近くの竹やぶで竹伐り。竹も現地で調達します。竹の成長はすごいようですが、雪害で倒れているものが多かったです。



 午後は観音山の丘の頂上周りの松に炭撒きです。石段を上がって上から見下ろしてみました。ちょうど観音像の真後ろにあたります。



 ここら辺の松は枯れが目立ち、一目で元気がないことがわかります。今ならまだ間に合うかもしれないから待っててね!



 殺虫剤を樹幹注入をしたしるしです。幹にいくつも小さな穴があいていましたが、それが注入した痕です。こちらはH21年のもので、H19年のものもありましたが全く元気になっていませんでした。効果がないのに高いお金をかけて毒を注入することに何の意味があるのでしょうか…



 枝の先端を真下にぐるっとおろしたあたりに10センチほど穴を掘って、炭を撒いていきます。撒いたら掘った土をかぶせます。元気になりますように。



 最後に記念撮影。群馬県支部を中心に、関東支部、千葉県支部などのメンバーが集まりました。これを地元に持ち帰って、それぞれのところで広めて行けたら最高ですね!
 早く効果を見に来たいです。